導入事例

2026.05.27
WingEarth Wingneo®INFINITY ANIST

株式会社ツカサ測量設計 様
従来1日かかっていた測量が1~2時間程度で完了し、点の取り漏れもゼロに 再測量の手間を削減し、業務効率を大幅に改善できた

東京都世田谷区を拠点とする株式会社ツカサ測量設計は、1988年の創業以来、公共測量を主軸に確かな測量技術で地域社会に貢献してきた企業です。東京都や世田谷区を中心とした官公庁の公共事業に数多く携わり、道路や河川など、私たちの暮らしを支える社会インフラの整備において重要な役割を担ってこられました。その技術力と誠実な仕事ぶりは高い評価を受けており、東京都知事から優先指名の対象者として認定されています。
同社は業界に先駆けて、新しい技術の導入に挑戦し続け、ドローンや 3D レーザースキャナを活用した測量に取り組んできたほか、若手社員も積極的に採用し、資格取得を全面的に支援することで技術者として育成するなど、業界の担い手不足という課題にも真摯に向き合ってきました。現在は、働き方改革にも積極的に取り組みながら、確かな技術と品質で地域社会に貢献し続けることを目指していらっしゃいます。

御社の事業内容を教えてください。

弊社は東京都世田谷区を中心に、公共測量を手がけている企業です。
測量に加えて世田谷区の土木設計も行っており、公共事業を支える基盤として、正確で信頼性の高いサービスを提供し続けています。弊社の最大の強みは、業界に先駆けて最新技術を積極的に導入してきた点です。
約10年前という早い段階からドローン測量や3Dレーザースキャナを導入し、3次元測量技術の蓄積を進めてきました。当時は業界でもドローンを使った測量は珍しかったのですが、将来必ず3次元測量が主流になると確信し、それらの技術を導入していった結果、2018 年には東京都建設局よりドローン測量のご依頼をいただき、その成果が高く評価されて所長賞をいただくことができました。測量の際には監督員の方々が大勢見学に来られ、大きな関心を持っていただいたことを覚えています。
さらに弊社は、東京都知事から優先指名の対象者として認定されているという実績があります。優先指名は、完了した仕事の検査後に監督員から75点以上という高い評価を受けた場合に1年間付与されるもので、東京都の測量業界では年間約10社ほどしか選ばれません。この認定は、弊社の技術力と信頼性、そして納品する成果物の品質が評価された結果だと自負しています。こうした実績を積み重ねることで、お客様との信頼関係を築いてきました。

アイサンテクノロジーの製品をいつから利用していますか?

アイサンテクノロジーとのお付き合いは、弊社を設立した1989年から始まりました。
実は私が前職で勤めていたころは別のソフトウェアを使用していたのですが、独立と同時にアイサンテクノロジーのHYPER WING に切り替えたのです。切り替えた理由は、独立当時に仕事をいただいていた会社がHYPER WING を使用しており、そのご縁から導入を決めました。実際に使ってみると非常に使いやすく、それ以来ずっとアイサンテクノロジーの製品を使い続けています。
以来、弊社の歴史はアイサンテクノロジーの製品とともに歩んできたと言えます。HYPER WING を皮切りに、Pro Wing、Wingneo、Wingneo®INFINITYと、技術の進歩に合わせて活用する製品をアップグレードしてきました。特に3次元測量が主流になってからは、点群データ編集用のWingEarthを導入したことで、さらに業務の幅を広げることができました。
そして 2024 年には、ANIST も導入し、業務のさらなる効率化を図っています。こうして振り返ると、35年以上にわたって良好なパートナーシップを築くことができており、アイサンテクノロジーの製品は弊社にとって欠かせない存在となっています。

3次元測量技術の導入に踏み切られた理由や取り組みを教えてください。

3次元測量への取り組みは約10年前から始めました。最初に導入したのはドローンによる写真測量です。ドローンで撮影した写真から点群データを作成するという、当時としては画期的な手法でした。しかし、当時はまだ業界でもドローンを導入している会社は少なく、お客様も「本当に使えるのか」と半信半疑の状態でしたが、私は測量の未来は必ず3次元になると確信していたのです。
ドローン測量に手応えを感じた後、次に導入したのが3Dレーザースキャナです。
最初に導入したものは、今の機械と比べると1点観測するのに20分ほどかかるなど、決して効率的とは言えない性能でしたが、それでも将来必ず測量業界に必要になる技術だと信じていましたので、周りの様子を見ながら導入するのではなく、自ら先陣を切って取り組む姿勢を貫きました。
その結果、業界全体で3次元測量の需要が急速に高まり、先行して技術を習得していた弊社は、多くの案件を受注することができました。いわゆる先行者利益を得ることができたわけです。現在では、こうして蓄積してきた3次元測量のノウハウと、アイサンテクノロジーの製品を組み合わせて、さまざまな現場に対応できる体制を整えています。

3次元測量に取り組んだ結果、測量業務にはどのような変化がありましたか?

最も大きな改善点は、現場の作業時間の劇的な短縮です。従来は1日かかっていた測量作業が、3Dレーザースキャナを使用することで、わずか1~2時間程度で完了するようになりました。点群データによって測量対象の範囲を一度に取得できるため、単に測量にかかる時間を短縮するだけでなく、測量精度の向上にもつながっています。特に大きなメリットとして実感しているのが、点の取り漏れがなくなったことです。以前の測量方法では、点の取り忘れがあると平面図が完成しないため、1点を取るためだけに再度現場に足を運ぶということがありました。天候の影響を受けやすい現場作業において、そうした追加の測量が不要になったことは、効率面でもコスト面でも極めて大きなメリットとなっています。
また、この変化は現場と事務所の作業比率にも影響を与えています。以前は現場での作業と事務所での作業は5対5の比率でしたが、現在では3対7となり、現場での作業負担が大幅に軽減されました。弊社は過去に、「TOKYO働き方改革宣言企業」として承認された経験がありますが、その背景には間違いなく、最新の測量機器とアイサンテクノロジーのソフトウェアによる効率化があります。測量業界でも人手不足や長時間労働が課題となっていますが、技術革新により働きやすい環境お問い合わせ先を実現できていることは、若手採用の面でも大きなアドバンテージになっています。

日々の業務で製品をどのように活用されているか教えてください。

現在は WingEarth、Wingneo®INFINITY、ANISTの3製品を活用しています。
具体的には、WingEarthで点群データの編集を行い、Wingneo®INFINITYで図面作成を進めるという流れです。
WingEarthは直感的に操作できる設計になっているため、非常に使いやすいと感じています。
現在、弊社が請け負っている測量では、お客様から2次元と3次元の両方のデータを求められることが一般的なのですが、こ の 要 望 に 対 し て も、WingEarthとWingneo®INFI NITY を組み合わせることで効率的に対応できています。
特に3D点群データについては、ビューワー形式で出力できるのが嬉しいポイントです。
アイサンテクノロジーの製品を導入していないお客様でも簡単に閲覧できるため、高い評価をいただいています。
ANIST については導入したばかりのため、まだ十分に使いこなせていませんが、これから活用の幅を広げていきたいと考えているところです。

弊社に期待することと、今後の展望についてお聞かせください。

最も期待しているのは、結線機能のさらなる発展です。
現在も、バージョンアップを重ねるごとに機能が進化していることは十分に感じていますが、3D点群データの処理において、より高度な自動化が実現すれば、業務効率はさらに向上するはずです。
特に、膨大な3D点群データから必要な情報だけを抽出し、自動的に図面化できる機能が充実すれば、事務所における作業の負担を大きく軽減できるでしょう。

今後の測量業界については、AI技術の活用が本格化していくと見込んでいます。
弊社では登記簿謄本の調査などで、すでに AI を活用していますが、2,700筆の登記簿を短時間で処理できた経験から、測量においても AI を活用できる余地は非常に大きいと実感しています。
今後もそうした新しい技術を積極的に取り入れながら、より質の高い測量サービスを提供していきたいですね

 

インタビューさせていただいた企業様

木村 隆司

株式会社ツカサ測量設計

代表取締役

木村 隆司 様

株式会社ツカサ測量設計

創業:
昭和63年
本社:
東京都世田谷区
資本金:
1,000万円
事業内容

・基準点測量
・水準測量
・用地測量
・地形測量

導入事例 Case studies

製品別
MMSWingEarthWingneo®INFINITYLasPortANIST

導入企業情報

木村 隆司

株式会社ツカサ測量設計

代表取締役

木村 隆司 様

株式会社ツカサ測量設計

創業
昭和63年
本社
東京都世田谷区
資本金
1,000万円
事業内容

・基準点測量
・水準測量
・用地測量
・地形測量