- 2026.05.27
- WingEarth Wingneo®INFINITY ANIST
二葉測量設計株式会社様
3次元点群データの活用で、現況平面図の外業時間が1~2週間から1日に
現場での作業時間が短縮され、外業と内業のバランスを最適化できた

二葉測量設計株式会社は1969 年の創業以来、測量業務と土地家屋調査士業務を両立する測量会社として、地域に根ざした事業を展開してきた企業です。
公共測量をはじめ基準点測量や水準測量、用地測量、地形測量など幅広い測量業務に対応し、「正確・迅速」をモットーとして、確かな技術力とともに信頼を築いています。
同社の大きな特徴は、測量と登記申請をワンストップで提供できる体制です。測量業務にとどまらず、併設する二葉登記事務所とともに各種登記申請まで一貫して対応することで、お客様に高い利便性を提供してきました。近年では、3D レーザースキャナやアイサンテクノロジーの製品を活用することで、より高品質で効率的なサービスの提供を実現されています。こうした取り組みにより、結果時代のニーズに応える技術力を備えた測量会社として「二葉測量設計に任せておけば安心」という厚い信頼を築いていらっしゃいます。
御社の事業内容を教えてください。
二葉測量設計株式会社は、東京都世田谷区に拠点を置き、測量と各種登記申請の両方を手がけてきました。
測量業界では老舗の部類に入り、地域に根ざした信頼関係を大切にしながら事業を展開しています。
現在の事業は、大きく3つの柱で成り立っており、第一の柱は、大手不動産会社とのお取引です。
都心部では再開発が活発で、古いビルを解体して新しいビルを建てる際の現況測量を数多く担当しています。こうした大規模プロジェクトに携われるのは、長年培ってきた技術力と信頼の証だと考えています。
第二の柱は、大手電力会社とのお取引です。特にリニア関連の測量では、神奈川県の相模原市緑区にある車両基地に送電線を敷設するための測量など、重要なインフラ整備に関わる測量を手がけて
います。そして第三の柱が、○○農業協同組合とのお取引です。
世田谷区は地価が高く、それに伴って相続税も高額になるため、相続時に土地を分割して売却するというケースが少なくありません。
農協は野菜の取り扱いだけでなく、組合員の不動産資産管理も行っているため、相続する予定の土地の測量を弊社が請け負うことで、大切な資産承継をサポートしています。
アイサンテクノロジーの製品を利用するようになった経緯を教えてください。
私が1985 年に弊社へ入社した当時は、他社のソフトウェアを使用していました。長年その製品を使い続けていたのですが、あるとき、そのソフトウェアの提供が終了するという知らせを受けたのです。
測量業務の中核を担っていたものでしたので、次に何を導入するのかは非常に重要な選択でした。そんな中、転機となったのが、お付き合いのある測量機器販売会社からのご紹介でした。
「アイサンテクノロジーのPro Wing というソフトウェアがありますよ」と勧めていただいたのです。
ソフトウェアを変更する際、最も心配なのは操作性の違いです。まったく異なるインターフェースに変わってしまうと、社員全員が一から操作を覚え直さなければなりません。
これは業務効率の面で、非常に大きな負担となってしまいます。しかし、実際に画面を見せていただいたところ、以前使っていたソフトウェアと似ていて驚きました。
「これならスムーズに移行できる」と確信し、ProWing の導入に至りました。それ以来、Wing EarthやWingneo®INFINITY といった新しい製品が登場するたびに導入し、
アイサンテクノロジーの製品を使い続けています。最近では3 次元データを2次元の図面に変換できるANIST も導入し、多様化するお客様のニーズに対応できる体制を整えました。
長いお付き合いの中で、アイサンテクノロジーは弊社にとって欠かせないパートナーとなっています。
3次元点群データを活用する前は、どのような課題を抱えていましたか?
以前の測量業務は、今と比べると非常に手間がかかるものでした。最も大きな課題は、手作業による工程が多く、そこから生じるミスが避けられなかったことです。当時は測量を終えて現場から帰ってくると、
手書きで図面を書き、それをPC に入力するという工程を踏んでいました。この一連の流れの中で、読み間違い、書き間違い、そしてPC への入力間違いという3 つのミスが頻繁に発生していたのです。
測量は精度が命ですから、これらのミスは大きな問題でした。さらに困ったことに、帰ってきて測量結果を確認してみると一番肝心なところの測量ができていなかったということもありました。
そうなると、もう一度現場に行かなければならず、二度手間になってしまいます。時間的なロスはもちろん、お客様にもご迷惑をおかけすることになりかねません。
また、再開発などで必要となる現況平面図の作成には、1 ~ 2 週間もの時間を要していました。現場で一点一点を丁寧に測量し、それを持ち帰って線を引き、チェックをしてから図面を描くという工程を踏むため、
どうしても時間がかかってしまうのです。
こうした課題が積み重なり、業務全体の効率を大きく損なってしまっていました。
3次元点群データによって、それらの課題はどのように改善されましたか?
最も変わったのは、測量における根本的なミスが解消されたことです。以前は手書きで記録したり、それを読み取ってPCに入力したりするという工程がありましたが、
現在は3Dレーザースキャナの導入によりボタン一つで測量できるようになり、USB経由でデータをPCに取り込めるようになりました。これにより、長年課題となっていた読み間違い、書き間違い、入力間違いという3つのミスが完全になくなったのです。さらに、3Dレーザースキャナは広範囲を測量できますから、測量ミスも格段に減りました。そのおかげで、現場に再度行くような二度手間も減少し、より効率的な人員配置が可能になっています。また、現況平面図の作成時間が大幅に短縮された点も見逃せません。以前は、1~2週間かかっていた外業が、現在ではわずか1日で完了することもあります。3次元点群データのおかげで、作業効率が飛躍的に向上しました。こうした効率化の結果、働き方も大きく変わりました。以前は日中ずっと測量をして、帰ってきてから計算や図面作成を行っていたため、残業が珍しくなかったのです。しかし現在は、測量にかかる時間が削減できているため、2日外業を行ったら、残りの3
日は内業というバランスの取れた働き方ができています。加えて、長時間労働をなくそうという取り組みも進めており、若い人たちにとっても働きやすい環境を整えることができています。
そのほかに感じているメリットはありますか?
業務環境の面では、求積表や図面を全て画面上で編集できるようになったことが大きなメリットで
す。以前は紙で比較したり確認したりする必要がありましたが、今ではそうした手間がほぼなくなりました。また、3D レーザースキャナを所有していること自体が弊社の競争力の向上につながっています。
3D レーザースキャナは高額な機械であるため、所有している測量会社はまだ少ないのが現状です。
「二葉さんはお持ちなんですね」と驚かれることも多く、それだけで差別化が図れています。実際、世田谷区からは新しい遊具の配置を検討するため、公園の現況を3D データで納品してほしいという依頼をいただけるようになりました。こうした案件は今後も増えていくと思っています。
しかし、官公庁へ測量結果を提出する際は、依然として2 次元の図面が必須です。そこでANISTの導入が非常に効果的でした。
ANIST なら3D データから図面を作成できるため、簡単にそうしたニーズに対応できるようになっています。このように、3D レーザースキャナとアイサンテクノロジーの製品群を組み合わせることで、業務の幅が大きく広がりました。
アイサンテクノロジーに期待することをお聞かせください。
ソフトウェアに関しては、表示するアイコンをカスタマイズできる機能があると便利だと思います。
これまで多くのユーザーの要望を取り入れてアップデートを重ねてこられた証だと思いますが、機能が充実している一方で、使用頻度の低いものも常に表示されています。各社の業務スタイルに応じてアイコンを自由に配置できるようになると、日々の作業効率がさらに向上するでしょう。
また、ユーザーの要望に真摯に向き合い、製品を進化させていく姿勢は、今後も変わらずにいてほしいですね。過去に真北計算機能の実装をお願いした際、当初は地域による需要の違いから対応が難しいとのことでしたが、最終的には関東地域の実情をご理解いただき、機能を追加していただきました。こうした柔軟な対応は、地域密着型の測量会社にとって大変ありがたいものですので、今後も期待しています。
インタビューさせていただいた企業様
二葉測量設計株式会社
代表取締役
関根 孝 様
- 創業:
- 昭和44年
- 本社:
- 東京都世田谷区
- 資本金:
- 1,000万円
事業内容
・基準点測量
・水準測量
・用地測量
・地形測量